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田口淳之介はなぜ「土下座」をしたのか、誰に謝っていたのか?

日本社会を覆う「不寛容」の実態

突然の土下座

大麻取締法違反の容疑で逮捕された元アイドルグループKAT-TUNのメンバー、田口淳之介さんが、6月7日に保釈された。

黒いスーツ姿で勾留されていた警視庁湾岸署から出てきた田口さんは、大きな声で反省と謝罪を述べたあと、カメラの前で突然土下座し、長い時間地面に額をつけて謝罪を続けた。

いつからか、事件を起こして逮捕された芸能人が釈放される際に、警察署の玄関で多くのテレビカメラに囲まれ、「謝罪セレモニー」をすることが通例となった。

それにしても今回のような土下座での謝罪は見たことがなく、多くの議論が巻き起こっている。

そして、マスコミは土下座の時間を測ったり、前からだけではなく横からのアングルで「背筋が伸びている」などという分析をしたり、相変わらずくだらない報道に余念がない。

 

「怖い」「痛々しい」…人々の反応

ツイッターでは、「パフォーマンスだ」「怖い」「引いた」などという感想があふれており、さらにはそれを嘲笑したり、茶化したりするなどの否定的な反応が多く見られた。

一方で、「痛々しい」「そこまでやらなくとも」という同情的な意見も寄せられている。

こうした反応に対し、週刊誌「女性自身」のWeb版では、「田口淳之介が土下座しても叩く人達――いつから日本はこうなった」と題して、「スーツ姿で真剣に謝罪し、更生を誓い、土下座までした。そんな姿をさらに笑い、叩く今の風潮には違和感の声が上がっている」と述べられている。