中島美鈴さんは、カウンセリングの一種である認知行動療法を専門とする臨床心理士。これまで医療機関で時間管理に悩む多くの人々のカウンセリングを行ってきた。最新刊『ディズニープリンセス 夢を叶える時間術』(監修)では、時間の使い方が上手で夢を叶えたディズニープリンセスのエピソードを交えながら、時間の管理方法について解説している。

中島さんによると、プリンセスはただ漫然と夢が降ってくるのを待っていたのではなく、夢を叶えるために限られた時間を有効に使っていたからこそ、チャンスを逃さずに夢をかなえたという。

時間管理が上達すれば、ある日突然やってくるビッグチャンスを掴むのにも役立つ。プリンセスもチャンスを逃さずに夢をかなえたのだ。

今回は心理学の視点から、目の前に並んだ「TO DO」リストを効率的にこなすための「優先順位」のつけ方を教えてくれた。

朝食後2時間でパフォーマンスは最大になる

たとえば、今日1日で次のことをしなければならないとしたら、みなさんは、どれから手をつけますか? 一緒に考えてみてください。

・大事なプロジェクトの計画立て
・資料発送のための梱包作業
・資料庫の整理整頓
・仕事のメールの返信
・大事な報告書の作成
・部内の飲み会の出欠の取りまとめ

これらを、ただ思いついた順にこなしていたのでは、し忘れてしまったり、疲れきった頭で大事なことを考えてミスしてしまったりしがちです。

ではどのような順番で手をつければよいのでしょうか。
その秘訣は、「時間の特性」を味方につけることです。

・朝食後二時間でパフォーマンスは最大になる

・大切なことは午前中に済ます

・単純作業、頭を使わない作業は午後にやる

残業時間帯の労働者の脳は、お酒でほろ酔い状態の人と同じくらい、判断力の鈍った状態なのだそうです。そのくらい疲れのたまった夜に、綿密な作業をするのは効率が悪いのです。

このルールに従って計画を立てれば、

(朝)・大事な報告書の作成
・大事なプロジェクトの計画立て
(昼)・仕事のメールの返信
(夕)・資料発送のための梱包作業
・資料庫の整理整頓
・部内の飲み会の出欠の取りまとめ

こんな感じになりますが、みなさんの順番づけはどうなっていたでしょうか。

効率の悪い時間帯に取り組まなければならない時は?

 職場によっては、このように自分で仕事を進める順番を決めることができないかもしれません。その場合には、おおまかな目安で考えてみてください。たとえば、最も効率のよい朝には会議が入っていて、重要なことをするのがどうしても夕方しかないということもあるでしょう。そのような場合にはやり方を工夫すれば対処できます。

少し話が逸れますが、私は以前、仕事のある日中には英語の勉強ができず、取り組む時間が夜しかありませんでした。ただでさえ疲れて眠くなっているところに、英語の教材という眠気を誘うものが目の前にあるなんて。集中できるわけがありません。
そこで、眠気に勝つような英語の勉強法を探しました。Skypeを使用したオンライン英会話に申し込んだのです。
英語を話す講師との会話中には、眠くなりませんでした。

このように、仕事の関係で、どうしても効率の悪い時間帯に取り組まなければならないことがある場合には、自分の意志の強さも大事ですが、取り組むための環境をしっかり作り上げてからスタートした方が功を奏します。