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BLは「禁断」なのか? 朝日新聞炎上にゲイの学者が思うこと

性の見方はどう変わってきたのか
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「禁断の」BLの世界?

「禁断の #ボーイズラブ(#BL)の世界…。のぞいてみたい」

5月22日、朝日新聞の公式ツイッターがこう発信した。朝日新聞社の運営するブックサイト「好書好日(こうしょこうじつ)」で、「ボーイズラブ」の本を紹介するコーナー「BLことはじめ」を宣伝するためのツイートだった。

【お知らせ】禁断の #ボーイズラブ(#BL)の世界…。のぞいてみたい、読んでみたいという人にオススメの1冊を紹介する「BLことはじめ」、ブックサイト「好書好日」で連載中です。今月は #令和 改元にちなんで「和」な世界観の作品を集めました。#読書 #コミックhttps://t.co/ArP3E9RljX

— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2019年5月22日

しかし、「禁断の」や「のぞいてみたい」という言葉に対して、すぐに多くの批判が向けられ、翌日、やはり朝日新聞の公式ツイッターで謝罪文が投稿されることになった。

 

このツイートにすぐさま批判の声があがり広がったのは、「禁断の」という表現が、長らく同性愛について語られるときに枕詞として使われてきたからだ。

そして、そのように固く禁じられていると色づけた上で、安全な立場にいる者が、一方的に好奇の目でのぞき見る対象として、同性愛者はイメージされてきた。そして、そうしたイメージは、同性愛者を抑圧する役割を担ってきた。

そして、おそらく社会の中で置かれている状況を考えると、「禁断の」という表現を内面化し、当然の表現として受け止めてきた当事者も多かっただろう(もちろん、その言葉に違和感を感じないという当事者もいる)。

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しかし、今は、次第に同性愛者であることをオープンにする人も増え、奇をてらう形でなくドラマの主人公として扱われるようにもなり、異性カップルと同じように同性カップルにも認められるべきであるという考えも広がりつつある時代だ。

そんな時代に、その古い抑圧パターンを再生産しようとすることへの怒りが、強い反発を招いた。

また、比較的人権意識が高いというイメージのある朝日新聞がこのツイートをおこなったことへの落胆が怒りを大きくしてしまったという面もあったろう。

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