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トヨタ、富士フイルム…長く生き続ける企業の本質はやっぱりシンプル

「朝令暮改」を恐れるな
使う、集める、残す……。規模の大小にかかわらず、経営者には心得ておくべき「お金の基本」がある。それを教えてくれるのは、140億円の負債を抱えながら奇跡の復活を果たした経営コンサルタントで、著書『』もある三條慶八氏だ。これまで数多くの企業を見てきた三條氏は、長く続く企業にはひとつの特徴があると言う。それは、つねに時代に合わせて変化し続けていること。変化することがいかに重要か、成功事例とともに解説してもらった。

長く続く企業には特徴がある

相談にお見えになる経営者のなかには、「息子に会社を継いでもらいたいのだが、実は会社の内容がよくなくて、いまのままで継がせたのでは息子に気の毒だ」と率直に実情を吐露する方もいます。しかし、そこから力強く立ち上がる例もあります。

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京都ではただ1軒となった和傘の老舗は、ついに年商100万円まで落ち込み、明日にも倒産という危機に瀕してしまいました。

5代目を継いだ新社長はこの逆境にかえって奮起し、長年培ってきた技術を生かし、現代に、そして世界に通用するものをつくれないかと模索。照明具のシェードという新事業に進出し、いまでは「入手するまで2年待ち」というほどの人気ブランドに成長させています。

 

福岡市にある「M石油株式会社」はその名のとおり、燃料販売が主事業です。創業から90年余。現社長で4代目。長く続いてきた秘訣は「いつも今より新しい」という会社のポリシーに表れているといえるでしょう。

同時に、「なんでもやる」も創業者から受け継がれてきたDNAだそうで、実際、現在もガソリン、重油などの販売のほか、喫茶店もやれば書店もやるという多岐展開です。

多岐展開ならば、どれかが必ず次代の成長分野になり、会社の命脈を将来に続ける力になるはずです。

長く続く企業の本質とは何でしょう? 古くから受け継いできたものを大事にする一方、常に時代に合わせて変化し続けてきたことに尽きるといえないでしょうか。

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