旅がつまらないと感じるなら、「行きたい場所」で選ぶのをやめなさい

選ぶ方法を変えてみると…

とっておき、自分だけの体験をする旅

ガイドブックに載っている観光地を巡るだけの旅は味気ない。その地で名所とされるスポットを一通り訪れ、なんとなく写真を撮ったりする。決してつまらなくはないのだけれど、後年まで記憶に残るインパクトある体験になるかというと、なかなか難しいのも正直なところだ。

プーケットのプール

ニューヨークに行きたい、パリに行きたい、シンガポールに行きたい……そんな風に、行ってみたい場所で旅先を選ぶ人が多いかもしれない。最初はそれでもいいだろう。自由の女神像を見学したり、エッフェル塔に上ったり、マリーナベイ・サンズのプールに入ったりと、まずは定番コースをなぞってみる。

けれど、そういう旅はどちらかといえば受け身になりがちだ。有名な観光地になると大抵は事前に写真や動画で見て知っているから、現地ではなんだか確認作業のようになってしまう。

その場所に対して思い入れがないと、興味が長続きしない。たとえばヨーロッパを旅していると、見どころは教会ということが多い。初めのうちはステンドグラスの美しさにウットリしたりもするが、似たような場所が何軒も続くと、「また教会かあ…」とそのうち飽きてくるのもよくあるパターン。

行き先ありきで旅をしていると、内容がマンネリ化してくるのは避けられない。

そこでオススメしたいのが、目的ありきの旅だ。「どこへ行くか」ではなく、「何をするか」で選ぶ。ありきたりな旅では得られない、自分だけのとっておきの体験になるはずだ。

自分がやりたいことがあって、それを達成するために出かけていくほうが、モチベーションも高くなる。目的ありきの旅——もっとシンプルに、「旅のテーマ」と言い換えてもいいだろう。

テーマは人それぞれだし、その都度変わったっていい。せっかくの海外旅行なのだから、日本ではできない体験に価値を見出すのもアリだ。

 

砂漠でラクダに乗る

たとえば、「砂漠でラクダに乗る」などはわかりやすいだろうか。これぞ旅のロマンが感じられるテーマだと思う。理想をいえば、サハラ砂漠を目指したいところだが、ほかにもエジプトや、もう少し近場でドバイあたりでも達成できる。

実際に乗ってみると、ラクダの背中は結構ゴツゴツしており、歩を進める度に股部分に衝撃が加わり結構痛かった。さらにはラクダ引きの男が突如、物売りと化してラクダの上で土産物を買わされたり、なんて出来事も過去にあった。

砂漠そものもの感想よりもそういった珍エピソードのほうが印象が強くなるのは、単なる観光ではなく、体験したからこそ得られた旅の思い出だからといえるだろう。

旅のテーマは具体的であればあるほどいい。動機がハッキリしていると、余計なことを考えずに全力で向き合える。