イギリスの名門・ブライトン(著者撮影)
# 教育

イギリスの名門校が「中国人だらけ」になっていた…その凄すぎる現場

世界トップの教育と人脈をわが子へ

イギリスの名門校に中国人が殺到中…

日本の大学の評価が国際的に低下していることは国内でもよく報道されています。一方、メジャーな大学ランキングの上位を独占しているのは米国や英国の名門大学ですが、そうした学校に入学する前段階としてグローバルで人気が高まっているのが英国の名門ボーディング(全寮制の学校)です。

なぜ、英国の名門校がいま国際的に人気なのか。大学ランキングの中でも世界中で最もよく参考にされているの英タイムズ紙が、毎年発表しているThe Times Higher Educationで2019年の上位10校は下記のようになっています。

1位:オックスフォード大学(英国)
2位:ケンブリッジ大学(英国)
3位:スタンフォード大学(米国)
4位:マサチューセッツ工科大学(米国)
5位:カリフォルニア工科大学(米国)
6位:ハーバード大学(米国)
7位:プリンストン大学(米国)
8位:イェール大学(米国)
9位:インペリアルカレッジロンドン(英国)
10位:シカゴ大学(米国)

このように上位10校は見事に英国・米国で占められていて、これ以外の国ではスイスのチューリッヒ工科大学が11位で最上位。アジアからは22位の清華大学と23位のシンガポール国立大学がトップ2で、日本からは東京大学の42位が最上位です。このランキングの上位200校までが世界的に名門大学とみなされて海外での就職においても有利ですが、日本からは東大の他に京都大学(65位)のみで、わずか2校しかランクインしていないという寂しい結果となっています。

 

このランキングの重みづけとしては論文の引用数(32.5%)、研究活動(30%)、教育活動(30%)、国際的多様性(5%)、産業界からの収入(2.5%)となっていて、英国の名門大学は米国と比較して特に論文の引用数と国際的多様性で高い評価を得ている傾向があります。

中国や東南アジアを中心としてアジアの主要国が豊かになるにつれて、子供への教育熱がますます高まっているなか、英国の名門大学が人気化している側面もあります。英国の大学は米国の大学よりも海外出身者が溶け込みやすく、世界トップクラスの教育が受けられるとあって、中国などアジアの親たちが子供を留学させようとする熱にはすさまじいものがあります。

自国でずっと教育を受けてからいきなり英国の名門大学に入るのは非常にハードルが高いために、こうした大学に多数の生徒を送り込む名門ボーディングに13歳もしくは16歳のタイミングでアジアから転校する生徒が年々増えています。

-->