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日本テレビ「王者陥落のカウントダウン」が聞こえる

いつか一強に終わりは来るから

日テレの天下はしばらく盤石。昨年までテレビ業界の関係者は誰もがそう思っていた。ところが、テレ朝が猛追し、年間視聴率争いは大接戦に。先日発表された2018年の視聴率では日テレは3冠を達成したが、いずれ定位置を失うことになるかもしれない。

テレビ朝日に負けた日

毎週月曜日の13時。

日本テレビでは編成や営業など局ごとに幹部が集まって、会議が行われる。その場で前週の週間視聴率が発表されるのだが、昨年11月19日の会議では衝撃が走ったという。

昨年11月12日~18日の週間視聴率は以下のとおりである。

■全日(6~24時)
・日テレ 7.2%
・テレ朝 7.6%

■プライム(19~23時)
・日テレ 10.9%
・テレ朝 11.5%

■ゴールデン(19~22時)
・日テレ 11.0%
・テレ朝 11.5%

日テレは、ライバル・テレビ朝日に3部門で完敗していたのだ。テレ朝は、2017年は一度も「週間三冠王」を獲得できなかったが、昨年は今回で3回目の奪取を果たした。

「どの部門でも約0.5%も差をつけられているんです。さすがに上層部は青ざめていましたよ」(日テレ営業部門の局員)

 

テレ朝は10月スタートの連ドラ『リーガルV』、『相棒 season 17』、『科捜研の女』が毎回11~18%台の高視聴率を記録。これが10月以降の好調を支えている。

対照的に日テレがプライム帯に放送している連ドラ3本は、人気女優の新垣結衣が主演し、前評判の高かった『獣になれない私たち』をはじめとして、いずれも平均視聴率は一ケタと低迷。

そして、日曜夜に放送されている日テレ屈指の人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』のデッチ上げ問題がジワジワと効いてきている。

同番組では、お笑い芸人・宮川大輔が世界中の祭りに身体を張って参加する企画が人気を集めていた。だが、「週刊文春」に、存在しないラオスの祭りを番組側が捏造していたと指摘されたのだ。

11月15日に日テレの大久保好男社長が謝罪し、祭り企画は現在休止している。肝心の『イッテQ』の視聴率は、11月18日放送分が16.5%。高い水準をキープしたが、日テレの番組制作スタッフは危機感を隠さない。

「好視聴率に見えるかもしれませんが、これは直近の2ヵ月で一番悪い数字。確実に視聴者離れにつながっています。日曜夜は日テレの生命線。『イッテQ』が低迷すれば、影響は計り知れません」

視聴率には「流れ」がある。日テレの日曜夜は、夕方の『笑点』から始まり、21時台の『行列のできる法律相談所』まで、家族が楽しめる人気番組が続く。それにより、お茶の間のテレビを日テレに合わせっぱなしにさせる戦略が成功してきた。

もし『イッテQ』が不調に陥れば、流れが寸断され、その前後の番組にも悪影響が出る。

「いま年内を目途に『イッテQ』について、他にも問題がなかったのかを社内調査しています。

ただでさえ、海外ロケを中心とする番組は、不正経理やヤラセなどの過剰演出の温床になりやすい。もしさらなる不祥事が発覚したら、番組そのものの打ち切りも検討しなければならないでしょう」(前出・日テレスタッフ)

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