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Jリーグ外国人助っ人「登録無制限化」に込められた意図

全ては日本サッカー強化のために

「5」から無制限に

“スペインの至宝”アンドレス・イニエスタの参戦で盛り上がったJリーグ。来季からはついに外国籍枠が拡大する。

登録枠は現行の「5」から無制限になる。試合出場及びベンチ入りはJ1の場合、従来の「3+1(アジア枠)」から「5(アジア枠廃止)」に変更される。J2、J3は「4(アジア枠廃止)。

ただ、今季と同様にJリーグ提携国(11月20日現在でタイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシア、カタールの8カ国)は外国籍枠に含まれない。

海外からタレントがこれまで以上に集まってくれば、Jリーグ全体のレベルが引き上がることは間違いない。一方で日本人選手の出場機会が減ってしまうことにもつながるだろう。登録枠を無制限としながらも、出場及びベンチ入り枠を「微増」にとどめたのは反対の声にも配慮したうえでの妥協案だと解釈できる。

外国籍枠の拡大に対する声が高まったのは、ヴィッセル神戸のイニエスタ獲得がきっかけだった。シーズン途中での移籍に伴い、クラブはチョン・ウヨンとレアンドロを放出して枠を空けなければならなかった。

秋春制の欧州と春秋制の日本ではシーズンのズレが生じるため、このような事態に陥ることも想定されていた。イニエスタという大物の獲得によって、この問題がクローズアップされたわけだ。

イニエスタ見たさにどの試合も満杯になる効果を目にすれば、他クラブが大物助っ人獲得に動くことも十分に考えられる。今季はイニエスタのみならず、名古屋グランパスにはブラジルのジョー、サガン鳥栖にはスペインのフェルナンド・トーレスもやってきた。現状のルールが獲得の“足かせ”とならないためにも、「登録無制限」に舵を切ったと言える。

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「枠」に踊らされてはいけない

来季のシミュレーションとして神戸を例にとってみよう。

現在の外国籍枠はイニエスタ(スペイン)、ルーカス・ポドルスキ(ドイツ)、ウェリントン(ブラジル)の3人。アジア枠にキム・スンギュ(韓国)、そしてカウントされない提携国にティーラトン(タイ)、アフメド・ヤセル(カタール)がいる。

8月26日のホーム、横浜F・マリノス戦ではJで初めて6人の外国人選手が同時出場したことで注目を集めた。つまりピッチで戦う11人のうち、日本人選手が過半数を割ったのだ。来季はこのようなケースが増えることも考えられる。

 

神戸が来季、この助っ人の顔ぶれを維持しても外国籍選手を獲得できるし、もう1人ピッチに送り出して「7人同時出場」も可能になる。ちなみにイニエスタの元同僚で、バルセロナでプレーした元ブラジル代表左サイドバックのアドリアーノ(ベシクタシュ)の獲得が近づいているという報道もある。

しかしながら無制限といっても、プロA契約の選手の登録は25人(ACL出場チームは27人)、出場及びベンチ入りの枠も「5」に限られているため、提携国枠を使っても「7」が限界だろうか。

クラブが心掛けなければならないのは、枠に踊らされないことだ。

忘れてはいけないことはJリーグの理念である「日本サッカーの水準向上及びサッカーの普及促進」の観点に立つこと。つまり日本サッカーの強化に努めるには、日本人選手を強化、育成しなければならない。

噛み砕いて言えば、外国籍選手ばかりを集めてクラブを強くすることだけではこの理念を満たすものではないということ。あくまで競争を高め、日本人選手のレベルアップにつなげるための拡大でなければならない。

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