「後嶋隆一」のメンバー。左から岩村氏、岡村氏、小川氏、半田氏。経歴はプロフィールをご参照ください 写真提供/後嶋隆一

東大・京大・早慶→一流企業のエリートが「日本ヤバイ」と言う理由

「出世」を求めるのはもうやめだ!

「衰退傾向にある日本」という課題

「衰退傾向にある日本の半導体産業について分析しなさい」

これは、「私」が通うアメリカのMBA(経営学修士)プログラムの企業戦略論という授業の期末試験で実際に出題された問題だ。

ちょうど東芝のメモリ事業売却に関する報道が盛んになされていた時期ではあったが、明確に「衰退傾向にある日本」と書かれていることに、日本人として悔しさを噛みしめながら答案作成をしたことを覚えている。

 

さて、「私」と書いたのは、この原稿を作成している「後嶋隆一」というのが4人の日本人のペンネームだからである。2017年の秋、私たちは、南カリフォルニアを代表する名門、カリフォルニア大学アーバイン校のビジネススクールに同期生として入学した。これから始まるであろう厳しいビジネススクールの生活を目前に、同じく日本を母国とする仲間として、またライバルとして、お互いを意識し打ち解けるまでに長い時間は必要ではなかった。

そして、聞けば皆、日本ではいわゆる“エリート”と呼ばれる経歴を持つ者ばかり。一流大学(東大、京大、慶応、早稲田)を卒業後、大手企業の最前線で戦ってきており、順風満帆のキャリアの中で満を持してのMBA留学といっても決して過言ではなかった。少なからず “日本を代表している”という気概を持ってこの留学に臨んでいたことは間違いがない。

そんな「私」が、MBA生活の中で打ちのめされたと聞けばどうだろうか。いい気味だ、よくある話だ、と一蹴する方が多いかもしれない。そういった意見があるのは承知の上だ。しかし、それでも今回、私たちはその経験を語る必要があると痛感した。そこで「後嶋隆一」という名前を作り、共同ネーミングでの執筆をするに至ったのだ。

自分たちのような人材がもてはやされていいのか

MBA生活も四半期が過ぎ、最初の学期に終わりが見えたころ。学内で一番大きなビジネスコンペが開催され、そこに私たちが日本人チームとして挑戦することになった。そして、チーム結成を機に、昼夜学びも議論も共にするようになり、皆それぞれの苦しい体験や失敗について共有する機会が増えた。そして、個人の体験談や思いについて皆で膝を突き合わせ侃々諤々と議論する中で、様々な気づきが得られた。

そして、その気づきはもっぱら、我々の母国日本に対する「ヤバイぞ!」という危機感に他ならなかったのだ。 

不遜だと思われるかもしれないが、私たちは日本における教育、あるいは労働環境の中において、期待される成果を上げてきた部類に位置するといえる。(無論、それはすべて私たち個人だけの努力や能力の成果であるとは言えないが、そういった議論はここではしない。)日本において、優秀だ、エリートだ、と呼ばれてきたことは事実だ。そんな私たちが海外に出てきて挫折し、悩んだ。そして、とことん語り合ってみたら、こう結論がついた。

私たちと同じような人材を、もてはやし、企業の最前線に置く日本は、本当にこの先、世界で戦えるのか

誤解を恐れずに言う。日本が世界で戦うためには、今の日本の価値観のままではいけない。そして、それを知るために、あるいは変えるためには、一人でも多くの人が日本という島を出て自分自身の体験としてそのことを知らなければならないのだ。私たちは個人で体験し、さらにとことん語りあう中で、ようやくその危機感にたどり着くことができた。だから、ここに実体験を通じてそのことを伝えたいと考えたのだ。

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