濱渦氏は現在35歳

ZOZO前澤を口説いた男が挑む「地方で給料を諦めない」働き方改革

東京も地方も月も、垣根なんてない

ZOZO前澤氏に「地球は本当に狭いよね」と言われて…

民間人として初めて月に行くと突然ぶちあげたかと思えば、みずからの納税額がウン十億円であることをツイッターで暴露する……。そんな規格外の男・前澤友作氏が率いるZOZOだが、じつは会社全体に目を向けると前澤社長に負けずらずの規格外の人材が少なからずいることはあまり知られていない。

アラタナ社長、濱渦伸次氏はその一人。アラタナは、イーコマース(EC)関連のシステムサービスを展開するZOZOのグループ会社。もともと濱渦氏が起業した会社だが、4年前に濱渦氏自らが前澤社長を口説いてZOZOグループに参画した経緯がある。

そんなアラタナの特徴は、ZOZOグループの一員でありながら、宮崎県宮崎市に本社を持つ地方企業であるということにある。

顧客は東京のアパレル、小売り企業が中心だが、販売・開発拠点は宮崎市。現在、アラタナの社員は120人ほどいるが、9割超のメンバーが宮崎で勤務している。文字通りの「地方企業」なのである。

 

ビジネスの中心は東京にあるのに、地方のハンデキャップを感じることはないのか――。こう質問すると、濱渦氏からは意外な答えが返ってきた。

「前澤がグループ会社の社長全員をプライベートジェットに乗せて、ニューヨークへ日帰り出張をしたとき、機内で発した一言がいまでも忘れられないんです。前澤はそのとき言ったんです。『一日でニューヨークと東京を往復できるなんて、地球は本当に狭いよね』、と。

僕はこれまでずっと『地球は広い』と思っていたのですが、その一言を聞いた時、ものの見方が一気に変わってしまった。『地球は狭い』と思えば、たしかに東京と宮崎の距離って何の意味もなくなってしまうじゃないか、と。そうしたら、地方にハンデがあるなんてまったく思わなくなったんです」(以下、発言は濱渦氏)

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