海上自衛隊が画策する「空母保有計画」その全貌がついに判明

日米中のバランスが大きく変わる可能性
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「空母」兼「護衛艦」に

海上自衛隊が検討を進める空母保有計画の全容が明らかになった。ヘリコプター搭載護衛艦「いずも」型をほぼ原型のまま活用し、垂直離着陸戦闘機「F35B」を搭載する。任務に応じて、F35Bと対潜水艦(対潜)ヘリコプター「SH60」を積み替える。

これにより、1隻で「空母」と対潜水艦戦が主目的の「護衛艦」という2つの機能を併せ持つ多用途艦となり、新たに空母を建造するコストを節約できる利点がある。ただ、政府はこれまで「攻撃型空母は保有できない」との見解を示しており、論議を呼ぶのは必至だ。

2017年7月のスリランカ親善訪問のようす。右下が「いずも」(海上自衛隊公式サイトより)

空母は「洋上の航空基地」にあたり、戦闘機や爆撃機が発進する敵基地や敵艦隊への攻撃を主任務とする。海上自衛隊は創隊以来、空母保有を検討してきたが、「専守防衛」の制約や世論の反発を考慮して保有を見合わせてきた。

しかし、1990年代に輸送艦「おおすみ」を建造する際、空母のように甲板が平らな全通甲板とし、艦橋を右舷に寄せて操縦性などを確認した。次には全通甲板を持つヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」を建造。さらに「ひゅうが」の甲板を51メートルも延長して、全長248メートルの広大な全通甲板を持つ「いずも」を建造した。

「いずも」は対潜ヘリ3機を運用するヘリコプター搭載護衛艦「しらね」の後継艦のため、その主任務は対潜水艦戦にある。最大で14機のSH60を搭載し、そのうち5機を同時に離発着させることができる。

護衛艦とはいえ、構造上の「空母らしさ」は随所にみられる。

 

甲板上を歩かなくても移動できる「キャットウォーク」を左右の艦舷に持ち、甲板を自由に使えるよう工夫する一方、自らを守るためのミサイルも魚雷も搭載していない。最初から他の護衛艦に守られる「空母のような艦艇」(海上自衛隊幹部)として誕生したのである。同型に「かが」がある。

防衛省は2016年12月12日、「DDH(ヘリコプター搭載護衛艦)の航空運用能力向上に係る調査研究」と称して、自衛隊が保有していない新種航空機を、「いずも」型を活用してどのように運用できるかアイデアを公募。防衛産業でもある造船会社のジャパンマリンユナイテッドが受注した。

今年4月に公表された調査報告書によると、調査対象の新種航空機はF35Bに加え、いずれも米国製の固定翼無人機「RQ21」、回転翼無人機「MQ8C」の3機種。これらの運用について「いずも」型が「高い潜在能力を有している」と評価する一方、艦の改修などが必要とした。ただ、報告書は大半が黒塗りで、詳細は知りようがない。

この報告書とこれまでの海上自衛隊の検討内容を重ね合わせて見えてきたのが、「いずも」をほとんど改修せずに「空母兼護衛艦」として活用する案だ。

海上自衛隊関係者は「海上自衛隊として対潜水艦戦機能を維持する必要があり、『いずも』から護衛艦の役割を削るわけにはいかない。同時に空母機能を持たせるには、改修を最小限にして多用途艦として生まれ変わるほかない」と説明する。

F35Bは垂直に離着艦する際、高温の噴射熱を出すことから甲板の補強が必要という。一部には「『いずも』はF35Bの使用を前提に建造されている」との説もあるが、同関係者は「(垂直離着陸輸送機の)オスプレイの噴射熱に耐えられる程度。より高温となるF35Bの離発着は想定していない」と説明する。

中国海軍の空母「遼寧」のようなスキージャンプ型の甲板に改修すれば、発進する航空機に燃料やミサイルを多く積める利点があるものの、「いずも」の構造上、難しいばかりでなく、ヘリコプター運用の支障となるおそれがあり、行わない。

甲板がジャンプ台のように湾曲している中国海軍の空母「遼寧」(CC BY-SA 2.5, Photo by Baycrest)
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