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老後資金を貯める最強の制度「確定拠出年金」の3つのポイント

引き出せないことすらメリット
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退職までにいくら貯めればよいのか? 『まだ間に合う 老後資金4000万円をつくる! お金の貯め方・増やし方』の著者で、ファイナンシャル・プランナー、社会保険労務士の川部紀子氏によれば、標準的な夫婦の老後資金は「4000万円」だという。では、この大金をどう用意するか。川部氏が「最強」と断言するのが、確定拠出年金だ。確定拠出年金とはどんな制度なのか、どんな特徴があるのか、川部氏に教えてもらった。

貯めたいなら確定拠出年金

当連載や本を通じ、老後資金を「貯める」以外の方法(退職金、親の遺産、妻の年金、働く、年金を増やす)で作っていく方法を、私はお伝えしています。

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これらすべてが効果的であることは間違いありません。

実際、公的年金とこれらを組み合わせれば、お金を貯めなくても生涯生きていけるだろうという方も大勢います。

この段階で「問題なし!」と判断したのであれば、老後の不安をあおる世の風潮の中でも、無駄な不安を感じる必要はありません。

でも、「自分の状況から考えると不確実なところが多い、現段階で自分名義にならないところが少々不安だ……」などと感じている方も多いと思います。

それどころか、ここまで見てきたことで、いよいよ「自分にはすべて当てにできないかもしれない……」と確信した方もいるかもしれません。

その場合は、「年金」+「貯める以外の方法」に加えて、「貯める」も組み合わせる必要があります。

「貯める」方法としては、銀行・郵便局などの預貯金、保険会社の商品、会社で申し込むことができる財形貯蓄や積立制度など様々です。

 

しかし私は、老後のお金づくりには「確定拠出年金」が最強だと考えます。

確定拠出年金は、2001年にアメリカの「Defined Contribution Plan」にならって日本に登場しました。当初はアメリカの法律の条項401k(401条第k項のイメージ)とよく似ているため、「日本版401k」とも呼ばれていました。

企業型と個人型がありますが、2016年に個人型のみに使用する愛称が「iDeCo(イデコ)」と決まり、こちらの名称を見聞きする機会が増えてきました。

具体的に確定拠出年金の仕組みをお伝えする前に、日本の年金制度についておさらいしましょう。

日本の年金制度は、原則2階建てですが、もう一階加わる「3階建て」の方もいます。1階が20歳以上の全国民が加入する国民年金(基礎年金)です。2階が会社員・公務員等が加入する厚生年金と、自営業者やフリーランスの方が任意で加入する国民年金基金があります。

そして3階部分に、各企業が独自に運営する確定給付企業年金や、企業や個人が拠出して運用する確定拠出年金(企業型・個人型)があります。

確定給付企業年金の特徴は、将来受け取れる年金の額がある程度約束されていることです。従来はこの確定給付企業年金を扱っている企業が多くありました。しかし、今は、企業や加入者が一定額の掛金を「拠出」して、「自分で」積み立てながら運用する制度「確定拠出年金」を導入する企業が増えています。

拠出された掛金は自分の口座に積み立てられ、運用して得られた収益と合わせて給付金が将来自分に戻ってきます。自分の運用次第で、将来受け取れる年金額は変動することになります。

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