再統合を目指す六代目山口組でくすぶり出した司派と高山派の暗闘

キーマンは任侠織田代表【溝口敦特別寄稿】
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8月に飛び交った山口組の「再統合話」の背景には何があったのか。『山口組三国志』を上梓した溝口敦氏の特別寄稿--。

知られざる再統合話の深層

分裂した山口組の再統合話が8月に飛び交ったが、9月になると、任侠山口組の6代目山口組合流は織田絆誠代表による「作り話だ」ということで済まされそうになった。

確かに6代目側には任侠・織田代表の復帰を望まない一派がいる。竹内照明若頭補佐など、服役中の高山清司若頭(注:本来はタカの字は「はしごだか」だが、表示の関係で「高」とする。タイトルも同様)の強い影響下にある6代目幹部たちである。彼らにしてみれば、織田代表が復帰してしかるべき地位を得た上、山口組改革に乗り出すなど、もってのほか。想像したくない事態にちがいない。

だが、任侠の再統合話は現実に存在したし、今なお存続し続けている。いずれ近々再スポットを浴びるはずだ。

 

今年6月から6代目側は、とりわけ司忍組長が中心になって、任侠の執行部に使者を送った。「六代目に戻ってもらえないか。そのために織田代表と話し合いができないか」というのだ。

同じころ任侠の執行部に入った復縁話は3ルートあったという。そのうち2ルートは六代目側の直参(直系組長)が使者だったため、任侠側は「信用できない」として最初から相手にせず、一般人が使者だった1ルートだけをまともに扱い、真っ正面から対応した。

この一般人は司組長がまだ若かったころから親交があり、司組長はいまだにこの人物を「兄貴」と呼んで、立てているらしい。そういう人物に、司直系といっていい6代目側の直参が世話役としてついた上、織田代表と復帰について話し合いに入ったのだ。

この辺りの話は、拙著「山口組三国志」文庫版のためのまえがきを参考にしてもらいたいが、かいつまんで記せば、こういうことだったらしい。

○司組長自身が六代目山口組の改革を望んでいる。
○6代目山口組に分裂が起きたのは、05年11月末から11年4月に及ぶ司組長自身の服役中、留守を預かった高山清司若頭による直参に対する恐怖政治が大きく影響した。そのため高山若頭が来年10月に出所し、現役復帰しても山口組の改革は望めそうにない。強圧的な組運営を繰り返すことで、逆に直参たちの反発が強まる危険がある。

○山口組改革のために織田代表は必要な人材だ。織田代表だけが山口組に限らず、ヤクザ世界の改革を唱えている。
○組織改革は外からするものではなく、内側に入って行うものと、司組長は考える。
○六代目山口組はしかるべき椅子を用意して、織田代表を迎える。(使者の付き人である直参の私以上に)織田代表には高い地位に就いてもらう。そのことは覚悟の上だ。

——こうした会談内容を高山若頭派がどこまで掴んでいたか不明だが、彼らにすれば強烈なライバルを輸入して組織に据えるに等しいから、この話をぶっ潰し、なかったことにするのが一番である。

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