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50年間続いてきたカトリック教会「性的児童虐待」の深い闇

なぜ教会は対応を誤ったのか

世界各地で噴出する告発

カトリック教会聖職者による児童の性的虐待のニュースが相次いでいる。

アメリカでは今年8月、ペンシルベニア州最高裁判所が州内のカトリック教会で起きた千件以上の性的虐待を調査し、その結果を300名以上の司祭の実名とともに公表した。

9月にはドイツでも司教協議会が委託した調査結果の概要が公開され、過去70年ほどの間に1670人もの聖職者が性的虐待に関わっていたことが判明した。

同様の調査や告発は、アイルランド、オーストラリア、メキシコ、ヨーロッパ各国や南米など、ここ20年ほどの間に世界の主要カトリック諸国で報道されるようになった。

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カトリック教会の最高権威であるローマ教皇の責任を問う声も上がっている。前教皇のベネディクト16世は、教皇就任前に虐待の報告を受けていながら問題の人物を処分しなかったことを批判され、退位を求められていた。

その後を承け、厳格な対応を約束して即位したのが現フランシスコ教皇である。ところが、その彼もまた同じような批判を受けることになった。しかも今回は、お膝元であるバチカン内部からの辞任要求である。

元駐米大使のビガノ大司教は、以前から米国のマカーリック枢機卿の性的虐待疑惑について教皇に注意を促していた。2013年に現教皇が就任した直後にもう一度報告したが、教皇は何の対策も取らなかった。

その理由は、同枢機卿がコンクラーベ(教皇選挙)で現教皇を支持していたからだ、というのである。ちなみに、渦中のマカーリック氏は今年7月になってみずから枢機卿を辞職している。

 

あらかじめお断りしておくが、この記事はそうした時事報道のまとめや後追いを意図したものではない。カトリック教会の腐敗を嘆いたり批判したりする記事は、他にたくさんあるし、逆にそれを擁護したり弁明したりする道理もわたしにはない。

この記事が意図しているのは、日頃のニュースメディアとは異なる視点から問題の背景を説明し、あり得べきいくつかの誤解を防ぎながら、より冷静な現実理解を示すことである。

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