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普通の人が「億単位」の資産を築いた…! その意外すぎる投資法

「投資は知的なゲーム」ではない

価格に右往左往する人たち

先日、知人夫婦と食事をする機会がありました。話題は仕事、趣味、異常気象など色々ありましたが、途中で投資の話になり、奥さんが愚痴を言い始めました。どうもご主人の投資の成績が芳しくないようです。

「主人が投資信託で損をして困っているの。お小遣いを減らさせてもらわないと」

「いやいや、それはないだろう。投資信託で利益が出た時には、お小遣いが増えないのに、損した時だけ減るなんておかしな話だ」

「利益出す時なんて何年に一回くらいでしょ!!いつも損ばかり。だいたいなんで損ばかりするの! 投資なんて安く買って高くなるまで待っていればいいだけじゃないの」

「おいおい、そんなに簡単なものなら誰だって大儲けしているよ。投資はもっと複雑な知的ゲームで、心理戦なんだよ」

◆投資は、安く買って高く売るもの。上がるまで待っていればいい。

◆投資はそんなに単純なものではない。もっと高度な知的ゲームである。

どちらの主張も正しいと思う方は多いでしょう。確かに筆者も同意する面はありますが、同時に、資産運用においてはどちらの主張にも根本的に間違っている部分があると考えています。

なぜなら、じつは投資では「価格」を気にする必要はないからです。

 

相場が安いか高いかはプロでもわからない

意外に思われるかもしれませんが、資産運用は「今は相場が安いから始める」というものではありません。そもそも「相場が安い・高い」など、誰にもわからないからです。

たとえば、1980年代後半のバブル時には、株価や地価が高いとは、その当時の投資家は思っていませんでした。時間が経ってはじめて、「あの時は異常だった」と言えるのです。

同様に、リーマンショックで株価が暴落していた時はどうでしょう。「さすがに安すぎるだろう」と思った人は多いでしょうが、連日のように10%近く相場が下がる中で、いつが底であるかなどわかりません。そのような相場環境の中で、勇気をもって投資を実行できた人は極少数です。

このように、多くの人は相場が高いか安いかを正確に判断して、投資を実行に移すことなどできないものです。ですから、そもそも相場や価格のことを気にする必要はないし、したところで意味がありません

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「しかし、価格のことなど考えずに、1989年のバブル絶頂期に資産運用を始めていたら大損していたのではないか?」

そう思うかもしれませんが、答えはNOです。もちろん当時から日本株だけに投資をしていたのでは仕方がありませんが、同時に様々な資産に分散投資をし、長期にわたって保有し続けていた人々は、大きなプラスの運用成績になっていたことをご存じでしょうか。

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