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中卒で即メジャー挑戦の結城海斗くんにどうしても伝えたかったこと

どうか、アメリカでいい青春を

常勝軍団からも誘われた

「初めは甲子園を目指していたんですけど、シニア選抜でアメリカで野球をさせていただいたときに、甲子園よりアメリカで野球がしたいという思いが強くなりました」

この春、中学校を卒業したばかりの少年は、詰めかけた報道陣の前でかみしめるように語った。

全国各地で夏の甲子園の予選大会が行われているさなかの7月8日、大阪府羽曳野市の結城海斗くん(16歳)が米国メジャーリーグのカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結んだことが発表され、大きなニュースになった。

結城くんは身長188cm、73kg。身体の線こそまだ細いものの、長くしなる右腕から投げ下ろす140km台のストレートとスライダーのコンビネーションで三振を奪う姿は、ダルビッシュ有(カブス)を彷彿とさせる。

中学時代に大きな実績があるわけではない。だが、結城くんが所属していた河南リトルシニア(大阪府南河内郡)のアドバイザーを、ロイヤルズ国際スカウト・大屋博行氏が務めていたことで、契約への道が開けた。

同チームの監督で、契約発表会見にも同席した福田正穂氏が語る。

「同世代には、現時点でもっと速いボールを投げられる投手はいます。だけど、彼の最大の魅力は伸びしろの大きさです。身長もまだまだ伸びているし、球速も上がり続けている。

何より、縦と横の2種類のスライダーを投げ分けられる器用さも持ちあわせている。ロイヤルズさんにはそういう将来性を評価してもらえたのだと思っています」

 

結城くんの「素質」は高校野球界にも響き渡り、その投球を一目見ようと、多くの強豪校の指導者がチームを訪れた。その中には、地元の名門・大阪桐蔭を率いる西谷浩一監督の姿もあった。

大阪桐蔭は'12年から7年連続で甲子園に出場し続け、今春の選抜大会でも優勝を果たしている。いわば、日本で「甲子園に最も近い学校」だ。

高校進学か、メジャー挑戦か――。揺れ続ける結城くんの心が、後者に大きく傾いたのは昨年7月、アメリカで開催されたシニアリーグの国際大会に日本代表の一員として出場してからのことだ。

「自分より大きな身体の選手が多くて、こういうところで野球をして上のレベルでやっていきたいと思いました」

日に日に募るアメリカへの思いに、結城くんは高校進学の道を断つことを決断。3月の中学卒業以降は、自主トレーニングと英会話の勉強を重ねてきた。ロイヤルズからのオファーが届かなければ、単身での留学まで考えていたという。

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