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# 経営者

これからの日本を変える経営者50人~新しい時代を創る「異才」たち

AI・ドローン…上場予定企業も続々

次から次へと事業を当てる

「これからの日本を支えるインフルエンサー的経営者は、時代の変化に対応できる柔軟性と先見性の高さがある人です。

たとえば堀江貴文氏(45歳)はITから宇宙事業まで、どういう事業でもビジネスを提示できるアイデアマン。サイバーエージェントの藤田晋氏(45歳)も、頭打ちとみられていたネット広告の市場を広げるために『AbemaTV』を作った。

今後、経営者にはひとつの業界だけでなく、どんな分野でも新しい道を拓ける力があることが重要です」(ファイブスター投信投資顧問の大木昌光氏)

その人の一挙手一投足が社会や消費行動に影響を与える傑物を「インフルエンサー」と呼ぶ。

近年の経営者でいえば、ソフトバンクの孫正義氏やユニクロの柳内正氏は稀代のカリスマといえる。そして、彼らよりも若い50代以下の世代でも、言動ひとつで市場を動かす経営者がいる。

 

なぜこうした60歳以下の経営者がもてはやされるのか、理由は2つある。ひとつは、インフルエンサーは単一のビジネスにとらわれず、未知の分野に挑戦していく点だ。

車載カメラや監視カメラの開発で時価総額50億円を超える企業となった、テックポイント・インクのCEOである小里文宏氏(59歳)がその一例だ。

シリコンバレーでIT産業の最前線にいた小里氏は、'90年代にCD-ROM装置、そして半導体ディスプレイと当時拡大を続けていた市場をとらえ、成功を収めてきた。

また現金なしで決済できるサービスを提供するhey代表取締役社長の佐藤裕介氏(34歳)は、30代で2社の上場を達成。若い世代に新しい経営者像を示し続けている。

めまぐるしく消費動向が変わる時代、同じビジネスモデルを続けていても、やがて飽きられることをよく知っているのもインフルエンサーの特徴だ。

スマホゲームの火付け役となったグリー代表取締役社長の田中良和氏(41歳)は、新たにVRゲーム市場に進出することを明らかにしている。

経営コンサルタントの加谷珪一氏は、現代の経営者の「機動力」に一目置く。

「若い経営者に求心力があるのは、単にSNSを使いこなせるからだけではありません。スマホの登場以降、ビジネスひとつが比較的コンパクトで、投資家も100万円単位の少額で分散投資できるようになってきた。

だから、小粒でも連続してビジネスを生み出せる人が発信する情報に注目が集まるようになったのです」

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