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給料もそこそこだけど、残業もそこそこで「普通に幸せな会社」50

子供や孫に教えてあげたい

収入と出世が最優先、それもひとつの生き方だ。でも、ノルマ、長い残業、休日出勤と無縁の会社人生も悪くない。そんな普通の幸せを叶える会社が日本には沢山あること、知っていますか。

将来に心配がない

電通の新入社員だった高橋まつりさん(当時24歳)が過労自殺したことがきっかけで、「働き方改革」が社会の大きなテーマとなっている。

いくら有名企業に入っても、その結果、命をすりへらすほどの重圧に耐えなければならないなら、果たして幸せと言えるのか。

厳しい言い方だが、それだけ会社に人生を捧げても報われるのはほんの一握りのエリート社員だけ。「その他大勢」は出世の過程で淘汰され、搾取される側になる。

就活スタート目前のいま、我が子や孫には、そんなに頑張らなくてもいいから「普通に幸せ」になってほしいと願う人も多いだろう。

本誌は企業分析のプロであるエコノミストやコンサルタント、ジャーナリストら18人に、「普通の幸せ」をつかむことができる優良企業を聞いた。そのなかでも、注目企業を紹介しよう。

 

複数の識者から社名が挙がったのが、リゾートホテルを運営する「星野リゾート」である。

経済ジャーナリストの松崎隆司氏が言う。

「星野佳路社長は従業員本位の経営を行っていると思います。たとえばホテルの従業員にとって団体の宴会は重労働でした。酔っ払いから絡まれ、不愉快な思いをすることもあります。そのため、星野社長は宴会の事業をすべてやめてしまったんです。

一方でウエディング事業を立ち上げた。ウエディングはお客の幸せのお手伝いができる、やりがいのある仕事です。こうした社長の方針により、従業員のモチベーションも高い会社に成長していったんです」

巨大企業でなくても、先の見えないビジネスの世界において、オンリーワンの強みを持っている会社なら、顧客からのニーズはあり続ける。

たとえば「ニチリョク」もその一つ。同社は霊園、葬儀、仏壇、堂内陵墓の4つの事業を展開している。

前出の松崎氏が言う。

「墓石業界の革命児と言える会社です。原価が不透明と言われる墓石を明瞭かつ格安で提供しています。また、お参りに行きやすいように、交通に便利な都心の一等地に納骨の施設を作る事業にもいち早く取り組んでいます。

働き方改革にも力を入れている会社であり、月に一定の日数を出社すればいいというフレックスタイム制を導入しています」

超高齢化社会の日本において、同社の葬儀関連サービスは今後も手堅い。注目すべき企業だろう。

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人材コンサルタントで、経営者JP代表の井上和幸氏は、「おみそなら~」のフレーズでおなじみの「ハナマルキ」を挙げる。

「もともと業績が安定している企業ですが、さらに現在は同社が扱う調味料『液体塩こうじ』の売り上げが凄い勢いで伸びています。

派手なことをやる企業ではありませんが、家庭で消費される生活必需品のメーカーは足場が固いんです。社員も堅実に働けます。また、残業も多くない会社だと聞いています」

株式評論家の植木靖男氏は、こちらの企業を挙げる。

「医薬品業界は高収入ですが、業界トップの『武田薬品』は海外での競争が激化していることもあり、激務でしょう。

その点、『エーザイ』は認知症の薬など特殊性のある薬が主力商品なので、業界のトップ企業にはならなくても、将来に心配はそういりません。安心して働けると思います」

上武大学ビジネス情報学部教授の田中秀臣氏は、安定した企業として、エネルギー業界の「国際石油開発帝石」を挙げる。

「売上高における利益率が50%ほどで非常に高い。自己資本比率も70%近くあります。特徴としては、終身雇用を掲げている日本型企業の典型だということ。その背景には業績の安定性があります。

人材が固定化している分、福利厚生が充実していて、社内の風通しも良い。住宅補助の手当が分厚い会社としても知られています」

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